Rillyプロフィール
東京都羽村市在住
趣味はお家の間取りやお庭を考えることです。
約15年間、ハウスメーカー・リフォーム会社に勤務し、
設計アシスタント・リフォームプランナー
介護リフォームの住環境福祉コーディネーターとして、
一般住宅を扱う業務に関わってきました。
業務を通して、計画中の新築やリフォームのプランが
お客様の立場に立って親身に考えられたものではないまま工事着手に進んでしまう日常を目にしている経験と、
自らの自宅購入と自宅リフォームで失敗した経験から、
お家の完成後に後悔しないためのサポートをしたいと
思い「Rillyお家のプランカウンセリング」をスタート。
2級建築士・風水アドバイザー
住環境福祉コーディネーター2級
介護職員初任者
宅地建物取引士
幼稚園教諭・保育士
メンタル心理カウンセラー
お家のプランカウンセリングを始めるきっかけ
私は、自らが経験した自宅のリフォーム後の後悔、勤務先のハウスメーカー・リフォーム会社での業務を通してではお客様にお届け出来なかったご提案やアドバイスを、これからお家を作ろうする皆さまにお伝えしたいと思っています。
なぜなら、「後悔」という念が常に家の中にあるかないかや、気が付いてはいないけど心身に影響を受けている間取や形状というものは、人によってはその人の人生を幸にも不幸にもし、家族を育んだりバラバラにもしてしまいますが、ハウスメーカー・リフォーム会社の担当者とお客様が、「後悔」を伴いそうなプランや、間取や形状が良くない方のプランを、知らず知らずにご選択されていく場面をたくさん目にしてきたからです。
勤務先の業務を通してではお客様にお届けできなかったことを下に少しだけ記載させて頂きました。
この様な経験から、業務上の立場からの制約を受けずに自由にご提案アドバイスができて、自分の思いで自由にお客様をサポートできることがしたい!という思いが募り、お家のプランカウンセリングを立ち上げました。
私が経験したことや思いを、皆さまの幸せなお家づくりに役立てることができたら嬉しいです。
自宅リフォーム後の後悔からの学び
中古マンションを購入し、リフォーム後、住み始めたのですが、計画していた様に家具を配置するも、何か落ち着かず、居心地が悪いなと感じました。家具を買い替えたり、配置換えをしたり、座る位置・向きを変えたり、観葉植物や照明を増やしたり、居心地の良い配置が必ずあると思い、試行錯誤を続けてきました。
それでもどうしても居心地が改善しませんでした。何が良くないんだろう?、そして気が付いたのは、家の向きが合わないこと、家の中にサツがあること、それによる何らかの大きな影響を精神的に受けているということでした。
そんな中、離婚し夫が出ていったり、犬が高齢になり徘徊したり楚々したり、息子がなかなか勉強しないのでリビングを勉強部屋にして一緒に勉強を見ることにしたり、本が増えたので大きな本棚を購入し部屋が狭くなり…と変化が続きます。そんな変化の度にまた配置換え…と、家の中の状況も常に変化し続け、家の中に心休める居場所が見付からないまま、「居心地の良い配置探し」は永遠と続きました。
「家の居心地」というものは、目に見えないまま心身に影響を及ぼし、居心地が悪かった場合それは、解消されないストレスとなり、慢性的な疲れとなります。私の場合、居心地の悪さは、精神的な不調を悪化させ離婚の要因になったと思っています。
そもそもそこの家の居心地が良ければ、夫に向けた怒りの数、泣いた回数、子どもを怒鳴った回数、この家で過ごした時間と人生は違うものだったかもしれません。
ところが最近、遂に家の居心地が改善しました!息子の部屋と私の寝室を交換し、ベッドの配置を変えたところ、お互いにとっても落ち着いて眠れるようになりました♡ものすごいストレス解消です!Rillyお家のカウンセリングを立ち上げる勇気も湧いてきました。
できるなら、もっといいお家に引っ越したいですが、もはや我が家にそんな経済的余裕は到底ありません。
これからもこの家で、少しでも居心地を良くし幸せに暮らすため、風水重視と風水無視の両方のスタンスを取入れながら、落ち着く家具配置&生活の工夫&心の持ち方の改善等…色々なノウハウを試行錯誤しながら、日々学んでいます。
職場での体験①(リフォーム会社設計アシスタント業務で)
●70代ご夫婦2人暮らしのお家のフルリフォームでした。家の中心に収納部屋を設置し、その中にお仏壇を置く計画に…。家の中心のお仏壇は良いと思うのですが、仏様を収納部屋に入れてしまうの…?!と思ったのですがアシスタントの立場で何も言えず心配するだけでした。その工事中、お施主様がガン末期と診断されたと聞き、胸が苦しくなりました。
●とても素敵で立派な玄関と階段のお家がありました。息子さん世帯と一緒に暮らす為、2世帯住宅へのリフォーム計画。玄関と階段は残したいという親御さんのご意向があったのですが、最終的には壊して新しい玄関を2つにする案に決定してしまい、風水的には位置の良くない狭い玄関が2つの何だかパッとしないお家となり完成。お金を掛けられたのに、良い気が入らないお家になってしまった気がして残念でした。
●半身麻痺になられ退院しご帰宅するご主人様のご自宅での日常生活支援のため、奥様がたった1人でのリフォーム依頼でした。
リフォーム会社は、ご主人様のリハビリの担当者や介護知識のある者の意見を求める必要があることを知らず、利用できる助成金や介護保険についても知らず、麻痺の状態について奥様に確認することすらせず、ご主人様の身体状況に合わせた必要なリフォーム箇所を確認することもないままプランを決め、契約から工事を急ぎました。工事内容はトイレと洗面台と浴室UBの交換とわずかな箇所に手すりの設置でした。
私は、せめて、お客様が自治体の助成金や介護保険を利用することが出来るのでどうにかしてあげられないか上司に相談したのですが、会社の売上げの数字に重大な責任を課せらている上司には聞き入れてもらえませんでした。
受けられたであろう助成を受けずに工事代300万円は高額で、更にそれが「半身麻痺のご主人様の日常生活支援」という、お客様が本当に必要としている目的の為に適切に活かされるプランになっていないのです。不安と心細さの中、1人で介護を始められた奥様と退院されたばかりのご主人様が、どこかで情報を得て、温かい地域の包括支援を受けられていることを、願うしかありませんでした。
職場での体験②(住環境福祉コーディネーター業務で)
●介護サービス業者様から、手すり設置の下請け工事のご用命で、現地調査にお伺いしたしたお家は、窓の隙間風が入るまるで外の様に寒い、ご高齢者1人暮らしのお家でした。自分の立場上、手すり設置以外の「インナーサッシをつける」等といった、この寒さを和らげるご提案を発信できなかったことが心残りでした。
●介護サービス業者様からのご用命で、介護保険利用の住宅改修工事の現地調査にお伺いした、日常生活の動作が困難な身体状況にあるご夫婦2人暮らしのお家。煙突のあるとてもおしゃれで素敵なお家でした。
身体状況によりシャッターを開けることが困難になってしまったことで、シャッターを閉めたままにしている窓がほとんどで、暖炉のある素敵なお部屋の中が真っ暗でした。もし、電動シャッターへの交換をご提案できたなら、日常生活動作を支援するための
介護用工事をするだけでなく、お部屋もお気持ちも明るくなる様な改善をサポートできたのでは…?と、自分の不甲斐無さを感じました。